最近の薬学部事情

  • 2013.04.23 Tuesday
  • 15:44
薬剤師が不足している側の薬剤師会としては、薬学部乱立や薬学生の実務実習に反対する理由はありません。とりあえずは薬剤師は余りまくってはいない状況ですので、供給を上げていく必要があるのでしょう。
既に薬剤師になっている人の能力upや薬剤師としての質の担保には、薬剤師会も物凄く熱心ですが、同じ薬剤師のカテゴリーに”元「低基礎学力薬学生」”の薬剤師が入ってきて大丈夫でしょうか?
今まで、質の向上に努めて濃厚なエキスを作り上げてきたのに、一気に3倍くらいに希釈されないでしょうか?

最近、日本薬学会が基礎学力の低下を問題視しているようですが、薬剤師自身がもっと注目すべきではないでしょうか?

今年の薬剤師国家試験は合格率が昨年より9ポイント下がっており、身近にいる学生の感想としては「物理」が難しかったらしいです。私も何問か見ましたが、確かに大学の2回生の時に勉強したような基礎薬学の問題があり、薬局実習の経験ではあまり役に立たない問題もありました。

実務実習は機会さえ得る事が出来れば、働いてからでも経験できます。しかし基礎学力は遅くとも大学在学中には身に付けておかないと、働き出してからでは間に合いません。しかも基礎学力が低いという事は「基礎学力が低い事に気が付かない」という致命的な欠陥を意味します。

海外における physician assistant や nurse practitioner のやっている業務を薬学生や薬学部の教員が羨望の眼差しで見ているは良いとしても、同時にそもそもpharmacist の基礎学力のレベルは前二者のそれよりも高いという事にも注目しなくてはいけません。
実務実習の有効性を否定するものではありませんが、まず基礎学力のある人のみがさらに学力を高めて、その上で実務を経験するという事を医学部・医師教育から学ぶできではないでしょうか。

110mハードルのすべてのハードルを撤去して、最後の10mのみ綺麗に疾走した事を以って、評価するかの如きシステムはどんなもんでしょうか?

少なくとも1台目のハードルを飛び越える事ができる人だけがエントリーすべきでは?

高校生と同レベルあるいは低レベルの化学を勉強してpharmacist (=chemist)なんて恥ずかしくないですか?





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